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2010年代運動指針
【2010年代運動指針を策定するに至った背景】
近年、世界の情勢は大きく成長と衰退という変化をもたらし、その余波は我が国日本にとっても様々な影響を及ぼしております。世界中で起こっている経済危機は、まだ続くと考えられ、世界は現在の方向性に行き詰まりを感じ金融不安や不況に苦しめられています。日本国の情勢は、リーマンショックや大地震などの災害とは関係なく十数年前から何もかもが、うまくいかなくなっています。多くの人々がそれに気付いているのに、どうしてよいか分からず暗い気持ちのまま日常を過ごしています。国としての累積した財政赤字は世界一、一人あたりのGDPも低下するばかりであり、失業率は増え続け5%を超えている現状です。少子化問題、モラルの低下など問題は山積みです。しかしながら2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興に対し、世のため、人のために懸命に「自分にできることはないか」と、行動している日本人を見て、改めて思うことは、まだまだ「この国は捨てたもんじゃない!」ということです。この日本の情勢に少しでもプラスの変化を起こすためにも、私たち青年が今こそ立ち上がり、地域から、この時代に沿った新たな運動指針を示し、行動して行かなければならないのです。
【日本人としての価値観】
日本人特有の価値観とは「個より公、金より徳、競争より和、主張するより察する」ことであり、これは秩序、和の精神を上位におき、自分の為よりも公のためにつくし、人々が徳を求めつつ穏やかな心で生きる社会を醸成することであります。私たちは、今この日本人としての価値観である「誇り」の精神を失いつつあります。私たちが、この「誇り」の精神を今一度、取り戻すことによって、混迷の世界、日本を救うものになるはずです。
【「 誇りある地域 熊谷 」を目指して】
私たちが暮らす熊谷市は、埼玉県北部地域を代表する都市であり、荒川や利根川の水に恵まれた肥沃な土地と豊かな自然に囲まれ、気候は温暖で最高気温及び快晴日数は日本一であり、自然災害が少ないまちとして農業産出額県内2位など埼玉県内有数の産業都市でもあります。江戸時代には中山道の宿場町として栄えた歴史をもち、関東一の祇園と称される熊谷うちわ祭りをはじめ多くの伝統が息づき、更にはスポーツに着目した健康な心と体を育み、誰もが元気に、いきいきと生活できる恵まれた環境が整っているまちです。
これらの背景を「熊谷の文化力」として定義し“「熊谷の文化力」を高める”以下の運動を進めます。
『 熊谷の地域資産である豊かな自然を活かしたまちづくり 』
『 熊谷の歴史や伝統から「自立」と「共助」の精神を育むひとづくり 』
『 熊谷の産業、企業経営に着目した地域活性化に向けた社会づくり 』
【社会関係資本(ソーシャルキャピタル)の構築】
“「熊谷の文化力」を高める”運動を行う為には社会関係資本の構築が必要です。社会関係資本とは、信頼や規範から成り立つ人々が共通の目的をもって関わるネットワークのことです。即ち熊谷に関わる信頼し合う人々が、地域の本物の資源を磨き上げようという共通の目的をもったとき、社会関係資本としてその潜在力を発揮することができるのです。共通の目的に向かい、それを生み出した人々の絆に思いを馳せるとき、自分たちの生き方そのものを尊く、誇らしく思うことができます。これらを継続して行う事により熊谷地域のために率先して動き、必ずや地域が変わるはずです。それが熊谷青年会議所の目指す「明るい豊かなまちづくり」であり、これからの未来を創る原動力になるはずです。
【JAYCEEとして】
私たち熊谷青年会議所は、未知の可能性を切り拓き、個人の自立性と社会の公共性が協和する時代を築くために率先して先頭に立ち行動していかなければなりません。日々、切磋琢磨し地域を思い真剣に議論を重ね、行動に移し、この地域を動かし得る存在感をもった組織へと進化を遂げ常に影響力のある公益的運動を展開していきます。熊谷青年会議所は各々の能力や資質を向上させる場でありそれを発揮する場は、それぞれの企業であり地域社会です。私たちJAYCEEの成長こそが 地域社会の発展に寄与する事につながるのです。
2010年代アクションプラン
「 誇りある地域 熊谷 」の創造。2010年代運動指針に謳われたこの理念を実現するために、私たちは以下の運動を進めます。
【「誇り」の精神を育むための事業「寺子屋」の実践】
熊谷の歴史や伝統文化、豊かな自然を題材に、日本人が守り大切にしてきた「誇り」の精神を子ども達に伝え、育むための事業として「寺子屋」を実施します。2010年代運動指針の中で「熊谷の文化力」を高める運動として明記された「熊谷の地域資産である豊かな自然を活かしたまちづくり」「熊谷の歴史や伝統から『自立』と『共助』の精神を育むひとづくり」「熊谷の産業、企業経営に着目した地域活性化に向けた社会づくり」をカリキュラムの柱に据え、地域で活動する諸団体や自治会、企業、行政、学校関係者とともに「寺子屋」を実施することで、世のため、人のために、自らに課せられた責任を果たそうとする精神(こころ)に満ちた人々が溢れるまち熊谷を目指します。
【情報発信、共有のための媒体「地域新聞」の発行】
子ども達から始まる世代間コミュニケーションを促し、熊谷のヒト・モノ・コト・シゼンなど、他に誇れる熊谷の地域資産を情報として伝え、さらにそれを積極的に知ろうという自発的な行動につなげ、人と人との交流を深めるための情報媒体として「地域新聞」を発行します。熊谷の企業、地域で活動する諸団体や自治会、行政、小中学校をはじめとする教育機関等、共通の目的をもった人々をつなぐプラットフォームとして、子どもから大人まで幅広い年齢層の方々に制作に携わっていただき、地域に広く親しまれる情報媒体を確立します。「地域新聞」の発行をとおして「熊谷の文化力」を高め、地域のために率先して行動する人々が、ともに助け合いながら暮らすまち熊谷を目指します。
【事業間の連携強化と熊谷の独自性に根差したストーリー性のある運動展開】
「寺子屋」、「地域新聞」各々に共通する主題として2010年代運動指針の精神を掲げ、これらの実践を通して環境に配慮したコミュニティと持続可能なライフスタイルを確立します。日本一あついまち熊谷に暮らす我々には、市内各地に存在する豊富な水辺や自然環境、人の絆を活かしたまちづくりを他の地域に先駆けて進め、この地域に新たな価値を創出する責任があります。この責任を果たすため、事業間の連携をより強化し、一体的且つ熊谷の独自性に根差したストーリー性のある運動を展開することで、環境に配慮したコミュニティと持続可能なライフスタイルが確立された「 誇りある地域 熊谷 」を創造します。
65周年事業開催理念
2017年度公益社団法人熊谷青年会議所は創立65周年を迎えます。これもひとえに地域の皆様をはじめとした多くの諸団体の皆様の多大なるご支援、ご協力の賜物であり、心より感謝を申し上げます。
我々は創立60周年を機に「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ向け、自然との共生を目指し、地域の方々が熊谷の豊かな自然に愛着を持つためのまちづくり。青少年育成事業を通して子どもとその親世代に対して、自立と共助の精神を育むためのひとづくり。クールシェアくまがや運動を活かしながら、熊谷の産業、企業を活性化するための社会づくり。
市内全小学生を対象に熊谷の「誇り」の精神を育むための寺子屋。子どもたちから始まる世代間コミュニケーションを促すための地域新聞。諸団体の皆様とさまざまな運動を通じて強固な関係を形成し続けながら、熊谷の文化力を高める、言わば熊谷の持つ地域資産を魅力ある価値とするために5年間邁進してまいりました。
創立65周年の節目として、これまでの運動をさらに飛躍させるためには、熊谷の地域資産が他地域からも魅力ある価値として評価される程の運動展開が必要ではないでしょうか。そのためにも共に歩んできた諸団体の皆様との共通認識を深くし、関係をさらに充実・拡大させることが重要であり、その地域の力こそが魅力ある価値を生みだす糧となるのです。我々熊谷青年会議所メンバー一人ひとりと諸団体の皆様とが熊谷の持つ地域資産を、他地域からをも人を惹きつける「魅せる力」を持ち発信し、広く運動展開することで、誰もが誇れるまちとなると確信いたします。
我々は地域の皆様、諸団体の皆様そして先輩諸兄からいただいた歴史に感謝すると共に、運動を通して成果を返さなければなりません。皆様からいただいた力を「魅せる力」に変え、「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ向けた我々の未来への引き続きのご理解とご支援、ご協力をいただきながら、次世代へと繋がる確かな運動へと邁進してまいります。
5年後のビジョン 「魅せる力」を持ち、「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ
2012年度、創立60周年を機に2010年代運動指針として「 誇りある地域 熊谷 」の創造を掲げ、「熊谷の文化力」を高める運動として、
◆『熊谷の地域資産である豊かな自然を活かしたまちづくり』
◆『熊谷の歴史や伝統から「自立」と「共助」の精神を育むひとづくり』
◆『熊谷の産業、企業経営に着目した地域活性化に向けた社会づくり』
を推進してまいりました。
諸団体の皆様とさまざまな運動を通じて強固な関係を形成しながら、熊谷の文化力を高める、言わば熊谷の持つ地域資産を魅力ある価値とするための5年間を過ごしてまいりました。
「 誇りある地域 熊谷 」の創造のためには、これまで以上に運動を飛躍させることが必要と考えます。今後はさらに他地域からをも人を惹きつける程の魅力ある価値とする必要があります。
そこで、「熊谷の文化力」を他地域からをも人を惹きつける「魅せる力」を持ち発信し、広く運動展開することで、人々の意識変革が起こり、熊谷に誇りと愛着を持ち熊谷を良くしたいと思う人々、すなわち
「定着人口」
「交流人口」
「参画人口」
の3つの人口を増やしていくことで、「 誇りある地域 熊谷 」を創造してまいります。
JCIクリード
JCI Mission
JCI Vision
JC宣言(2001年JC宣言)
綱領
SDGs宣言
日本の青年会議所は、2004年から国連ミレニアム開発目標(UN MDGs)達成にむけた運動の歴史があり、2015年11月に開催されたJCI世界会議金沢大会の総会において、各国家青年会議所の会頭と共に、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて積極的に取り組んでいくことを表明する「金沢宣言」を採択しました。この採択により、全国各地でSDGs推進の気運が高まり運動が広がってきたなか、2030年のSDGs達成にむけて、今まで以上に公益社団法人日本青年会議所と各地会員会議所の連携を強め、外部のパートナーと共に、地域をより良く変え、地球規模課題の解決を加速させていく必要があります。
JCIがSDGsを推進する意義:
恒久的世界平和の実現を目指す組織であるJCIにとって、SDGsは地球規模課題を明確にしたものであり、その解決は自由で開かれた包摂的かつ持続可能な未来社会へとつながっていきます。
日本の青年会議所が推進する意義:
青年会議所は明るい豊かな社会を築き上げるために、全国各地で社会課題を解決すべく運動してきました。この運動をSDGsにより可視化することで未来は見える形となり、目指すものを多くの人々と共有することができます。SDGsの達成に向けた運動は、社会の改善から経済の持続的な発展につながります。
関東地区宣言
「誇りある地域 熊谷」創造宣言
設立趣意書
『創立当初の設立趣意書』 および 『公益社団法人熊谷青年会議所以降の趣意』 (※クリックでPDF表示)