一般社団法人熊谷青年会議所は20歳から40歳の熊谷地域に勤務している、または住んでいる人々からなる団体です。

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理事長所信

理事長所信

熊谷青年会議所 73代理事長 中島悠太

【 はじめに 】
 私たち熊谷青年会議所は、2024年度においても先輩諸兄姉より受け継がれてきた創始の精神のもと、地域のリーダーとして、愛する熊谷の発展に全力を尽くしてまいります。そして多くの人々が安心して働き、住みたいと思える、誰からも愛され選ばれるまちの創造を目指します。
 現代の日本において特に深刻な問題は人口減少・少子高齢化であります。また、このままでは2045年の将来人口が約15万人になると推計されており、今から50年前の人口規模まで減少することが予測されております。それにより引き起こされる多くの諸問題も、依然として解決の見通しは立っておりません。熊谷市においても、経済活動の停滞や税収の減少、行政サービスの低下、中心市街地の空洞化、労働力の減少など、まちの魅力低下につながる多くの問題があります。
 一方で、熊谷市は自然・歴史・文化・食・イベント・スポーツ・交通アクセスなど、多くの人々を惹き付けることのできる、彩り溢れる魅力を有したまちであると考えます。だからこそ地域内外の人々が、そのまちの魅力を認知し、関心を持ち、体験し、広く共有していただける運動が必要なのです。
 またそのような運動を推進していく中で私たちは、経済的・社会的・身体的に問題を抱え、本当に困っている人々の味方となり、その声に真剣に耳を傾け、問題を抽出・分析し、解決するために自分達の持てる力の全てを発揮する必要があります。汗をかいて、困難を乗り越え、泥臭く青臭く努力し、青年らしい革新的な運動を展開していきましょう。そんな何事にも「誠心誠意」取り組む姿勢こそが、地域から愛され選ばれる組織の姿であり、「躍動し続けるまち熊谷」の創造につながると確信し、運動を推進してまいります。


【 愛され選ばれる「ジモト」を目指して 】
 私たちは市民が安心して住み続けたいと思える、愛され選ばれる「ジモト」を目指します。3年目となる「熊谷ジモト化プロジェクト」では、市民のジモト化の更なる推進が必要です。そこで災害時、迅速に対応できる地域連携の強化とマニュアル作りを実施し、熊谷は「安全・安心」なまちであることを市民へ周知する運動を展開してまいります。
 なぜなら災害時に重要なのは、緊急情報や支援要請の情報共有、適材適所の人材派遣や物資の供給、復旧・復興に向けた取り組みなどへ、迅速に対応できることだからです。また、防災体制や災害予防の強化にもつながり、行政などからの積極的な予防策の発信、市民の防災意識の向上につながるのです。
 その運動の実現のためには、行政、自衛隊、民間団体、自治会及び市民の皆様などと熊谷青年会議所の連携を強化し、災害時の情報共有や支援活動のマニュアル化が必要です。特に災害時に社会的・身体的な理由で、困難な状況に置かれる人々のニーズの把握や情報、支援内容の共有、また熊谷青年会議所としての役割の明確化や、市内外のJCネットワークの活用が重要であると考えます。そして多くの来場者を見込める、「熊谷ジモト化プロジェクト」の事業で市民の皆様に周知し、熊谷は「安全・安心」な愛すべき「ジモト」であると認識していただく運動を展開してまいります。


【 愛され選ばれる魅力溢れるまちを目指して 】
 私たちは人々が未来に希望や期待を抱ける、愛され選ばれる魅力溢れるまちを目指します。その魅力を高めるために地域内外からの人流を作り、市内消費活動の増加を促す運動を展開してまいります。
 なぜなら市内の企業や店舗などで消費が増加することで、経済が活性化され受益が増加し、そして税収が増加することで行政サービスの充実やインフラ整備、雇用創出の促進など、まちの魅力が高まる要素が満載だからです。更にアフターコロナの熊谷においても、多くの人々を訪れさせる様々な催し物は、以前の賑わいを取り戻しつつあり、今後より多くの人の流動性を期待できるからこそ消費向上のチャンスなのです。
 その運動の実現のためには、「安心できる品質」「非現実の体験」「リアルタイム共有」「小さな貢献」など、今の消費者のニーズに耳を傾ける必要があります。そして消費を促進できるツールや地域外の専門家の意見などを運動に取り入れ、その周知を行います。更に熊谷市の自然・歴史・文化・食・イベント・スポーツ・交通アクセスなど、多くの人々を惹き付けることのできる彩り溢れる魅力を活用し、市内で消費活動する機会を増加させる運動を展開してまいります。


【 愛され選ばれる組織を目指して 】
 私たちはまちに必要不可欠な、愛され選ばれる組織を目指します。そのためには何より会員の拡大運動が最重要なのです。
 なぜなら熊谷青年会議所は70年以上にわたって「明るい豊かな社会」の実現のために運動を行っており、会員数が増加することで多様な背景や専門知識からの新たなアイデアや知見を加えることができ、その運動の幅が広がるからです。またその運動の地域への貢献や影響力が大きくなれば、認知度の向上も期待できます。更には今より多くの会員同士が切磋琢磨し関係性を深めることで、個人の成長やビジネスの機会の増加にもつながるのです。
 その拡大運動の実現のためには、徹底した情報収集と共有、自己の行動管理が必要です。そして拡大対象者の声に耳を傾け、一つずつ入会への不安を解消するなど、心と心のつながりを重視し、信頼関係の構築を行います。あわせて、地域の青年団体とのより一層の連携の強化と友好関係の構築も行うことで、まちから必要とされ、誰からも愛され選ばれる組織を目指した拡大運動を展開してまいります。


【 愛され選ばれる組織のブランディングを目指して 】
 私たちは愛され選ばれる組織のブランディングを目指します。そのために、組織の円滑な運営や管理のサポート、そして広報活動が重要となります。
 なぜなら青年会議所の運動・活動は多くの時間やエネルギーを費やします。そのため、スムーズな組織全体の運営や管理には専門的にサポートし、メンバーが効率的に運動・活動に集中できる環境を作る機関として事務局が必要なのです。また、メンバー同士やシニアとの情報交換や地域への広報活動などを通じて、組織の目的や価値を広め地域からの認知度を高める役割も果します。
 そこで本年度事務局では各会議体・各種大会などの設営、組織の情報発信である定期発送など行います。また様々な媒体を活用した、広報活動により地域から愛され選ばれる組織のブランディングを行ってまいります。


【 むすびに 】
 熊谷青年会議所の運動指針である「躍動し続けるまち熊谷」の創造を目指すには、地域貢献だけではなく、メンバーの成長も非常に重要な要素です。本年度の掲げる「誠心誠意」とは、何事にも心を込めて、真剣に取り組むことです。それはまちや、そこに住む人々の問題解決のためだけでなく、メンバーの成長にもつながります。青年会議所の運動・活動には、多種多様な成長の機会を得ることができます。自己分析を行い、得意なことは更に上の成果を目指し、苦手なことは率先して引き受け、出来るまで努力する姿勢が成長につながるのです。どんな困難をも有難いと感謝し、成功するまで何度でも立ち上がり、家族のため、自企業のため、組織のため、熊谷のために「誠心誠意」地域のリーダーとして、共に邁進してまいりましょう。

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