公益社団法人熊谷青年会議所は20歳から40歳の熊谷地域に勤務している、または住んでいる人々からなる団体です。

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理事長所信

理事長所信

熊谷青年会議所 66代理事長 藤間太郎

【 はじめに 】
 2017年度公益社団法人熊谷青年会議所は創立65周年を迎えます。先輩諸兄が長きにわたり守ってこられた創始の精神のもと、我々は明るい豊かな社会の実現のために切磋琢磨し合いながら運動に邁進してまいりました。
 熊谷市の人口が20万人を切り始めた現在、市の人口推計によると2060年には人口が現在の約5割となり、消費の減少や産業の衰退と言った危機的状況に突入すると言われています。目を背けたくなる未来でありますが、冷酷にも時間は過ぎ、人口減少は確実に進行しております。定住者や来訪者を地域間で奪い合う時代の中、このまちが人を惹きつける魅力あるまちとなるような運動こそ、今地域に求められているまちづくりなのではないでしょうか。そして、直接的な人口減少を止める施策ではなく従来とは視点を変えた運動をしていくことこそが地域の方々の意識の変革に邁進している青年会議所としての役割なのです。
 2010年代運動指針に則った運動を継続することで社会関係資本の強固な関係は構築できたものの、地域の「光」となる原石はまだまだ埋没しているものも数多くあります。地域の「光」を「観せる」ことが観光の語源と言われています。一般的には風景や史跡の見物・見学といった物見遊山の観光行動が思い浮かびますが、その地域の生活習慣や風土、歴史、文化といったその土地の本質的なものを洞察し、人を惹きつけるために光らせていくことこそが真の観光であり、今後のまちづくりとして必要であると考えます。
2017年度、我々は「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ向け、熊谷の持つ地域資産に磨きをかけ「光」輝くものとし、地域の「光」を他地域に対しても魅せていく運動を展開してまいります。


【 「魅せる力」〜地域の力が魅力ある価値となる〜 】
 我々は創立60周年を機に「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ向け、諸団体の皆様とさまざまな運動を通じて強固な関係を形成しながら、熊谷の文化力を高める、言わば熊谷の持つ地域資産を魅力ある価値とするための5年間を過ごしてまいりました。これまでの運動を振り返り、これからの運動をさらに飛躍させるためには、熊谷の地域資産が他地域からも魅力ある価値として評価される運動展開が必要であると考えます。創立65周年の節目として、我々は地域の皆様、諸団体の皆様、そして先輩諸兄からいただいた歴史に感謝の意を表し、今後の熊谷青年会議所の運動の方向性を提示します。また、5年間継続事業としておこなってきた2010年代アクションプランである「誇り」の精神を育むための「寺子屋」事業、情報発信・共有のための「地域新聞」事業のこれまで蓄積された成果を織り込んだ事業を開催し、地域の「光」である熊谷の地域資産を地域内外の子どもたちに体感していただき、自分たちの住むまちに改めて誇りを持っていただきます。我々熊谷青年会議所メンバー一人ひとりと諸団体の皆様とが熊谷の持つ地域資産を、他地域からをも人を惹きつける「魅せる力」を持ち発信し、広く運動展開することで、誰もが誇れるまちとなると確信いたします。


【 「光」輝くまちづくり 】
 熊谷市には北の利根川、南の荒川に囲まれた肥沃な大地、その中には広大な田園風景や里山も数多く存在し、市内中心部には星川の清流も流れています。熊谷の持つ自然環境をより身近に感じていただくために「自然との共生」を基にした運動を継続してまいりました。近年は熊谷の豊かな自然を熊谷地域内に広く発信する運動や対象地域を絞り地域の方々を巻き込んでの運動など多岐に渡り展開し、共に歩み続けた諸団体との強固な関係を構築しております。今後さらなる運動の発展には他地域からの視点で熊谷の自然を評価していくことも必要であると考えます。私たちにとって当たり前の自然環境が他地域の方々から見ると「光」輝く、魅力的な自然環境として評価いただける場所がまだ多く残されています。そんな熊谷の自然の「光」を地域の方々と共に磨きをかけ、他地域の方々を呼び込める「しくみ」を構築し、魅せることで身近な自然を誇りに思える運動を推進していきます。


【 「光」輝くひとづくり 】
 歴史を遡ること70余年、県内唯一の戦災指定都市となった熊谷市。戦後の復興に向け地域の人たちが立ち上がり、共に助け合いまちをつくりあげてきたことは周知の事実です。今の私たちが豊かに暮らせているのも先人たちの復興に向けた精神があったからこそなのです。これまで我々は社会的に「自立」した個人としての成長と他者や地域社会と共に生きる「共助」の精神を育む事業を展開してまいりました。我々を含む親世代が戦後復興から今日まで語り継がれる当時の精神性を学び、当時の人と人との繋がりや精神性を次世代の子どもたちに伝えていくことで熊谷独自のひとづくり運動となるのです。「自立」と「共助」の精神を育むという共通の目的を持つ社会関係資本との関係を構築し、熊谷の持つ歴史の縦糸と復興に向けた精神性という横糸を紡ぐ事業を展開してまいります。


【 「光」輝く社会づくり 】
 日本国内の地域活性化の潮流は、地域資産を活用し、体験型・交流型の要素を取り入れた「ニューツーリズム」という新たな旅行形態へ向いています。熊谷市は年間400万人の観光入込客数を目標とし、「観光」による交流人口を増やすための新たな取組みに力を入れております。ここ数年、熊谷青年会議所は熊谷の地域活性化に向けてクールシェアくまがやの運動をおこなってまいりました。クールシェアの事業を通して熊谷の産業を地域内外へ発信し、認知度も高まりつつあります。しかしながら、熊谷の産業に活力を与えるためには発信するだけではなく訪れる多くの地域外の方々に直接的に体感していただき、魅力を感じていただくことが必要なのではないでしょうか。地域活性化に向けた「観光」を学び、熊谷の産業というものを洞察し、「光」となるものに磨きをかけ、「観光」、「産業」、「クールシェアくまがや」、3つの「光」を連携させることで新たな運動になると考えます。クールシェアの持っているネットワークや発信力を利用しながら観光によって他地域から訪れてきた方々に熊谷の産業の魅力が体感できる「熊谷版ニューツーリズム」運動を進めてまいります。


【 会員拡大こそが組織の基礎づくり 】
 ここ数年、入会から卒業までのメンバーの平均在籍年数は5年を割る状況です。40歳までという限られた時間の中でまちづくりに対して議論を重ね、行動に移し、この地域を動かしていく組織の一員となるためには、多くの個性によって切磋琢磨することが必要です。新たな仲間がメンバーを磨き、個性が「光る」メンバーを生み出すことで我々の運動の可能性が広がると確信します。また、入会したメンバーには熊谷青年会議所の運動を学べる場を設け、限られた時間の中で多くの成長の機会を創出いたします。メンバーが光輝けばJCも光輝き、地域も光り輝くのです。そして、我々の最大の理解者である先輩諸兄にもご支援ご協力いただきながら、組織一丸となり人と人の繋がりを大切にしつつ、システム化した会員拡大に邁進いたします。


【 明日に繋がる組織力向上 】
 人口減少に伴い、従来型の経営では地域内外での熾烈な競争に打ち勝つことはできなくなってきております。熊谷の産業や企業の衰退はこのまちの衰退へと直結する大きな問題であり、このまちの経済の担い手として我々青年会議所メンバーも日々精進しなくてはなりません。青年会議所に籍を置くことで、得られた学びや経験を活かし自企業の発展に繋げていくことが熊谷のまちを成長させていきます。メンバーの成長のために多くの機会を共有し、自らを革新させ、それぞれの企業や地域社会に率先垂範して実行することを目指し、学びを存分に発揮できる「実践型研修」をおこなってまいります。
また、総会や諸会議をはじめ、年間を通して運営の全てを円滑かつ効率的に進めていくためには、組織の基盤となる総務運営を安定して機能させなければなりません。組織内で連携し、メンバー自らが行動して確実に担いを遂行することで組織そのものを安定させ、磨かれた「光る」組織をつくりあげます。そして、地域の「光」を魅せるためには我々の運動自体も地域内外へ魅せていく必要があります。「光る」メンバー、「光る」組織を積極的かつ細やかに情報発信してまいります。


【 公益社団法人を維持するために 】
 2015年度より熊谷青年会議所は公益法人格へ移行いたしました。公益社団法人としての社会的責任を持ち、地域に求められる存在として、そして我々自身が誇れる存在として、運動を展開していくことが我々には求められます。現在もメンバー一人ひとりがその意義を認識し、地域発展のため公益性のある運動を推進しております。しかしながら、移行後の運営においては未だ課題が山積し、その解決に外部に頼らざるを得ない状況が続いています。この外部に委託している運営部分を内部でおこなえるよう公益法人格を維持するための運営マニュアルを整備し、共有することで組織内の連携、運営の安定化を図ります。


【 成長の機会溢れる全国大会 】
 2017年度、埼玉の地にて初めて開催される公益社団法人日本青年会議所第66回全国大会。全国各地より「会員の運動意識の昂揚」、「開催地域の活性化と市民意識の変革」、「社会にポジティブな変化を巻き起こす」、ために約1万5000名が埼玉に集結します。副主管青年会議所として、日本青年会議所や全国各地青年会議所メンバーと積極的に係わるこの機会は我々にとって大きく成長できる貴重な経験となり、熊谷のまちづくりのための試金石となると確信します。また、全国697の青年会議所が一堂に会するスケールメリットを活かし熊谷のまちを広く発信してまいります。


【 むすびに 】
 熊谷青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現へ向けて地域を学び、地域の課題を知り、地域の方々と共に運動を起こしてまいりました。そんな我々だからこそ地域資産という「光」に磨きをかけ、新たな方向性が見出せるのです。さらに、その「光」を「魅せる」ことで更なる独自性がつくられ、人を惹きつけるまちになると確信します

メンバーよ光れ!JCよ光れ!地域よ光れ!
今我々が動かなければ熊谷はどうなる!

 燃ゆる情熱を胸に抱き、歩を進めていくことが「 誇りある地域 熊谷 」の創造へ向けた運動となるのです。
人は持ち合わせた常識を超えた体験をすることで感動を覚えます。未来をも照らす眩い「光」で、関わるすべての人が感動する「新たな風」を吹かせましょう!

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